キプロスショックと為替の関係

ユーロ圏全体の経済規模に対してたった0.2%ほどの規模しかないのに、ユーロに大きな影響を及ぼそうとしているのがキプロスの金融危機です。ギリシャの2010年末段階における1720億ユーロの救済額に比べればキプロスへの救済は小さな金額に過ぎないのですが、その内容が物議を醸しているのです。

EUの財務相会議はキプロスへの金融支援を100億ユーロに圧縮するために、キプロスの銀行預金者から58億ユーロを捻出するように求めたことに端を発します。このベイルインと呼ばれる債権者負担による救済方法は欧州危機の中でもはじめてのやり方で、大口預金者が破綻コストを負担するというものなのです。

これがキプロスショックと呼ばれるものですが、国内では預金取り付け騒動が勃発し、この国がユーロ離脱の第一号になるのではいかという憶測も飛び交い当然のことながらユーロは大きく下押しすることとなりました。この国の状況がEUの行く末を大きく左右するという意味で、今後の状況が為替に与える影響はかなり大きいものとなってきています。

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