Category: 重要な経済指標

政策金利の為替相場への影響とは

その国の中央銀行が銀行をはじめとする金融機関に融資をする際の金利のことを政策金利といいます。政策金利の変更は、主に物価の安定やインフレ、デフレなどの経済状況を改善することを目的に行われます。政策金利は民間の金融機関の預貯金の金利にも大きな影響を与え、政策金利の高低によって民間の金利も変動することになります。為替相場を語る上で、政策金利の存在は決して無視することはできません。政策金利)の為替相場への影響とは何かを簡単に説明してみましょう。

仮に政策金利が高くなった場合、その国の金融機関には高金利を求めてたくさんの資金が集まることになります。これは国内に限らず海外からの資金も流入することになり、その国の通貨が多く買われる事になります。その結果、通貨が上がることになります。逆に政策金利が低くなると多くの資金が他の国へ流失してしまい、通貨が売られることになり通貨安となるのです。政策金利はその時々の経済状況によって見直されることが多く、たびたび変更されています。政策金利の変更が発表された場合、為替相場が大きく動くきっかけとなります。

 

住宅関連指標の為替相場への影響とは

(住宅関連指標)の為替相場への影響とはどのようなものがあるでしょうか。ほぼ各国とも月次で新築住宅の着工件数が発表されます。これは天候や季節に左右されやすい指標でもありますので四半期単位での推移を注目するケースもありますが、先進国では個人消費がGDPの6割を超えるようになっており、新規の住宅が着工するということは、それに伴う関連消費も旺盛になることかがきわめて重要な指標としてみられるようになっています。


また北米市場などでは中古住宅の販売件数も注目されます。サブプライムローンの問題が起きて以降大量な在庫が市中に出まわしましたが、これも大幅に改善されるようになったため、指標としては新築とともに注目されるものになってきています。国内ではマンションの販売個数などが経済指標を補うものとして注目されるようになってきています。いずれにしてもどの国でも住宅関連指標は経済に大きな影響を及ぼすため注目が続いています。

貿易収支の為替相場への影響とは

貿易収支)の為替相場への影響とはどのようになるものなのでしょうか。一般的には輸出が輸入を超えれば貿易黒字となり、逆の状態は貿易赤字となります。通常貿易収支が黒字になってくれば米ドルをはじめてとして他国の通貨を受け取ることになりますので自国通貨に両替していくことを考えれば、相手国の通貨を売って自国通貨を購入することになるので当然のことながら自国通貨が高くなるのは需給の関係で発生してくると考えられます。

しかし日本のように大震災以降貿易赤字が続いても安全通貨として買われるという通常の発想とは別の動きがでることもあり、とくに先進国の通貨に関してはドルやユーロといった他国通貨との相対的な関係で為替に動きがでることも考えておかなくてはなりません。つまり経済原則だけで動かない様々な事情が絡んでいることも理解しておくべきです。ただマクロ的な部分で考えますとこうした大原則に収斂されてくることが多いと考えていいでしょう。

CPI(消費者物価指数)の為替相場への影響とは

CPI(消費者物価指数)は、日本を始めイギリス、アメリカといった様々な国が毎月発表する物価の動向を示す指標のことを言います。この指標の捉え方としては、前回のCPIの指数の数値と比べて上昇しているのか下降しているのかの状態を見ることが肝要です。上昇しているのであればインフレ傾向、下降しているのであればデフレ傾向を示します。なおインフレとは、物価が上昇してお金の価値が減少することです。そのため、インフレの場合には金利を上げる対策を取り、物価とお金の価値のバランスを取ることとなります。


このようにCPI(消費者物価指数))の為替相場への影響とは、重要な指標でもありますのでそれが発表され、インフレ傾向が強いと判断されると金利の上昇が見込めることから、盛んにその国の通貨を買おうとする動きが生じます。よって、その国の通貨が上昇する傾向が強くなる訳です。FX取引においてもファンダメンタルズ取引を行うにあたっては、毎月のCPI(消費者物価指数)をチェックしていくことは、将来の相場展開を予測する上で欠かすことが出来ない作業となります。

GDP(国内総生産)の為替相場への影響とは

GDP(国内総生産)の為替相場への影響とはどのようになっているかを見ていきましょう。GDPは各国の経済規模をあらわす指標として重要なもので概ね四半期、年間での数字が発表されます。為替相場に影響をあたえるのはその伸び率ということになります。GDPの成長率には名目成長率と物価の変動等を調整した実質成長率がありますが、為替市場が最も注目するのはこの実質成長率です。というのも実質成長率が高ければその国の通貨は上昇すると判断されるからです。

 

GDPの拡大はその国への投資機会が増大し、海外からの資金も潤沢に流入してくることから通貨の上昇へと導かれることになることになります。一方GDPの成長率が鈍ると海外からの投資意欲も減退し投資収益も期待できなくなり成長率のより高い新興国市場などへと資金がシフトすることになり、その国の通貨は売られ通貨の下落につながって行くことになります。通貨を比較することはそれぞれの国の経済状況の実態を表しているともいるのです。

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